神奈川県高校入試 国語問5(イ)は例年記述式の難問で正答率は10~20%です。
正答率が低い理由は2~3点の必要要素が全部揃って◯で、1つでも欠けると✕となり部分点がないせいだと思います。
でも、これだけやっておけば対策はバッチリでしょう。
6問を30分で解けるようになるまで繰り返してください。
(答案の責任は持ちません)
(画像クリックで大きくなります)
2014年(平成26年)
(考え方)
初め、問題文を読まずに設問を見ると「Aさんが示した二つの視点ごとに注意するべき点を書け」とある。
問題文から「二つの視点」を検索するとそれは「グラフの示し方」と「グラフの読み取り方」だとわかる。
それぞれについて「注意するべき」の同義語を全文検索する。
● グラフの示し方=目的に合ったグラフの種類に配慮する、グラフの表示の仕方に気をつける
● グラフの読み取り方=調査の人数と対象の選び方に着目する
(答案)
グラフの示し方は目的に合ったグラフの種類を選び、表示の仕方に気をつける。グラフの読み取り方は調査の人数と対象の選び方に注意する必要がある。
グラフの示し方という点では、目的に合ったグラフの表示の仕方に注意し、グラフの読み取り方という点では、調査の人数と対象の選び方に注意する必要がある。
2016年(平成28年)国語問5(イ)
(考え方)
はじめは問題文を飛ばして設問文から読むと(海外の人たちと交流するために私たちが)「意識しなければいけない」三つの点に触れていることとある。
「それぞれの内容についてはBさん、Cさん、Dさんがまとめてくれている」と書いてあるのでその順番に「意識しなければいけない」の同義語を全文検索する。
● Bさん=英語を勉強することはもちろん、英語以外の言葉にも興味を広げておくことを意識しなければならない
● Cさん=私たちが、日本の文化を理解しておくことも必要である
● Dさん=国によって文化や価値観も異なるわけですから、そうした違いをふまえて意思を伝え合おうとすることも大切だ
以上をまとめると、
(答案)
私たちは、英語を勉強することはもちろん、英語以外の言葉にも興味を広げ、日本の文化も理解しつつ、国による文化や価値観の違いをふまえて意思を伝えようとする意識を持つべきだ。
2017年(平成29年)国語問5(イ)
(考え方)
問題文は読まずに設問を見ます。
「読書における課題を解決する3つの大切なことを書け」と書いてあります。
「大切」関連語句を全文検索して、
● Bさん=情報機器とうまくつきあって本を読む時間を確保することが必要
● Cさん=学校図書館など自分の身近な読書環境を積極的に活用することも重要
● Dさん=もっと読書のすばらしさを実感することが大切
これをつなぎ合わせるだけ。
(答案)
(私たちは、)情報機器とうまくつきあって本を読む時間を確保するとともに、学校図書館など自分の身近な読書環境を活用して、もっと読書のすばらしさを実感することが(大切である。)
2018年(平成30年)国語問5(イ)正答率12.3%
(考え方)
問題文は読まずに、設問を見ると「表とグラフ2から読み取り、世帯あたりの語句を入れよ」と書いてある。
● 表=家電の種類と普及率(増えた)
● グラフ2=家電の保有数量の推移(一世帯あたりの同じ家電の保有数量が増えた)
(答案)
(家庭の電力消費量が増加している理由は、)一世帯あたりの家電の種類と同じ家電の保有量が増えた(からだと考えられます。)
2019年(平成31年)国語問5(イ)正答率11.7%
(考え方)
初めから問題文は読まずに、表とグラフを見て、関係あるところだけ読む。
表とグラフを具体的に読み取り、「分別」「資源」の語句を入れよと書いてある。
● 表=紙製容器包装のリサイクル率(低い)
● グラフ=燃やすゴミの組成(紙製容器包装が燃やされている)
(答案)
(リサイクル率を向上させるためには、)紙製容器包装などを分別して資源としてリサイクルにまわす(ことが重要だと考えられます。)
(リサイクル率を向上させるためには、)紙製容器包装やプラスチック容器包装を分別して資源にする(ことが重要だと考えられます。)
2020年(令和2年)国語問5(イ)正答率26.4%
(考え方)
問題の本文を読んでもいいですが、読まなくても答えられます。
設問文中に表1、表2を具体的に読み取り、「技術」「意識」という語句を入れよと書いてあるのでそのとおりにします。
● 表1=便器の一回あたりの洗浄水量(減った)←「技術」(の進歩)
● 表2=水の使い方(節水するようになった)←「意識」(の変化)
括弧内が「具体的に」に応じた表現です。
以上を全部組み込みます。
(答案)
(家庭用水の使用量が減った主な理由は、)便器の洗浄水量を減らす技術進歩と、人々に節水しようという意識変化があった(からだと考えられます。)
(家庭用水の使用量が減った主な理由は、)節水便器などの技術が進歩するとともに、人々の節水に対する意識も高まった(からだと考えられます。)
正答率が低い理由は2~3点の必要要素が全部揃って◯で、1つでも欠けると✕となり部分点がないせいだと思います。
でも、これだけやっておけば対策はバッチリでしょう。
6問を30分で解けるようになるまで繰り返してください。
(答案の責任は持ちません)
(画像クリックで大きくなります)
2014年(平成26年)
(考え方)
初め、問題文を読まずに設問を見ると「Aさんが示した二つの視点ごとに注意するべき点を書け」とある。
問題文から「二つの視点」を検索するとそれは「グラフの示し方」と「グラフの読み取り方」だとわかる。
それぞれについて「注意するべき」の同義語を全文検索する。
● グラフの示し方=目的に合ったグラフの種類に配慮する、グラフの表示の仕方に気をつける
● グラフの読み取り方=調査の人数と対象の選び方に着目する
(答案)
グラフの示し方は目的に合ったグラフの種類を選び、表示の仕方に気をつける。グラフの読み取り方は調査の人数と対象の選び方に注意する必要がある。
グラフの示し方という点では、目的に合ったグラフの表示の仕方に注意し、グラフの読み取り方という点では、調査の人数と対象の選び方に注意する必要がある。
2016年(平成28年)国語問5(イ)
(考え方)
はじめは問題文を飛ばして設問文から読むと(海外の人たちと交流するために私たちが)「意識しなければいけない」三つの点に触れていることとある。
「それぞれの内容についてはBさん、Cさん、Dさんがまとめてくれている」と書いてあるのでその順番に「意識しなければいけない」の同義語を全文検索する。
● Bさん=英語を勉強することはもちろん、英語以外の言葉にも興味を広げておくことを意識しなければならない
● Cさん=私たちが、日本の文化を理解しておくことも必要である
● Dさん=国によって文化や価値観も異なるわけですから、そうした違いをふまえて意思を伝え合おうとすることも大切だ
以上をまとめると、
(答案)
私たちは、英語を勉強することはもちろん、英語以外の言葉にも興味を広げ、日本の文化も理解しつつ、国による文化や価値観の違いをふまえて意思を伝えようとする意識を持つべきだ。
2017年(平成29年)国語問5(イ)
(考え方)
問題文は読まずに設問を見ます。
「読書における課題を解決する3つの大切なことを書け」と書いてあります。
「大切」関連語句を全文検索して、
● Bさん=情報機器とうまくつきあって本を読む時間を確保することが必要
● Cさん=学校図書館など自分の身近な読書環境を積極的に活用することも重要
● Dさん=もっと読書のすばらしさを実感することが大切
これをつなぎ合わせるだけ。
(答案)
(私たちは、)情報機器とうまくつきあって本を読む時間を確保するとともに、学校図書館など自分の身近な読書環境を活用して、もっと読書のすばらしさを実感することが(大切である。)
2018年(平成30年)国語問5(イ)正答率12.3%
(考え方)
問題文は読まずに、設問を見ると「表とグラフ2から読み取り、世帯あたりの語句を入れよ」と書いてある。
● 表=家電の種類と普及率(増えた)
● グラフ2=家電の保有数量の推移(一世帯あたりの同じ家電の保有数量が増えた)
(答案)
(家庭の電力消費量が増加している理由は、)一世帯あたりの家電の種類と同じ家電の保有量が増えた(からだと考えられます。)
2019年(平成31年)国語問5(イ)正答率11.7%
(考え方)
初めから問題文は読まずに、表とグラフを見て、関係あるところだけ読む。
表とグラフを具体的に読み取り、「分別」「資源」の語句を入れよと書いてある。
● 表=紙製容器包装のリサイクル率(低い)
● グラフ=燃やすゴミの組成(紙製容器包装が燃やされている)
(答案)
(リサイクル率を向上させるためには、)紙製容器包装などを分別して資源としてリサイクルにまわす(ことが重要だと考えられます。)
(リサイクル率を向上させるためには、)紙製容器包装やプラスチック容器包装を分別して資源にする(ことが重要だと考えられます。)
2020年(令和2年)国語問5(イ)正答率26.4%
(考え方)
問題の本文を読んでもいいですが、読まなくても答えられます。
設問文中に表1、表2を具体的に読み取り、「技術」「意識」という語句を入れよと書いてあるのでそのとおりにします。
● 表1=便器の一回あたりの洗浄水量(減った)←「技術」(の進歩)
● 表2=水の使い方(節水するようになった)←「意識」(の変化)
括弧内が「具体的に」に応じた表現です。
以上を全部組み込みます。
(答案)
(家庭用水の使用量が減った主な理由は、)便器の洗浄水量を減らす技術進歩と、人々に節水しようという意識変化があった(からだと考えられます。)
(家庭用水の使用量が減った主な理由は、)節水便器などの技術が進歩するとともに、人々の節水に対する意識も高まった(からだと考えられます。)
<<まとめ>>
私の神奈川県高校入試国語問5(イ)攻略法
1.問題文を読まずに設問文を読みます
2.設問文から2~3個のキーワード見つけます
3.キーワードを図、表、発言から検索して1つのキーワードにつきそれぞれ1つの文を抜き出します
4.文をつなぎ合わせて1文にして字数を合わせます
注意)「具体的に」とは何がどうなったと書くことです。
水、技術だけじゃわかりません。水が減った。技術が進歩した。
具体的にどうなったかを書けと言っています。
<<講評>>
年次順に一気に解くと、だんだん簡単になっているのに気が付きます。
出題者はあまりの正答率の低さに驚いてどんどん易化しているんですが、まだまだ正答率が低いというのが現状です。
みんなで対策して、来年は出題者を驚かせましょう。